自分の頭で考えた結果

これからも定期的に問題提起を兼ねて書いていこうと思います。よろしければ読者になってください。

タレント議員が必要な理由

渡辺美樹以前より、ちょっとテレビで顔が売れているだけのタレント議員は非常に多い。そのたびに擁立した政党が叩かれ、国民がバカだからタレント候補がもてはやされるのだという論が出るが、それはちょっと違う。

 

そもそも、政治家本人にもっとも必要とされる能力、それは、票を集めることだ。政治家は個人戦ではなくチーム戦だ。政策を考えたり、実務を行ったりするのは、チームの他のメンバーがやればいいことだ。

 

政治家の意義は、投票してくれた人たちの人生を豊かにすることだが、残念なことに、当の有権者たちは、どんな政策が行われれば自分達の人生が豊かになるかわからないので、本来自分に有益な政策であっても、間違って反発してしまうことがある。また、長期的に有益だとわかっていても、短期的な判断で反発してしまうこともある。

 

ここで必要になるのが、盲目的に支持してくれる票田だ。これがないと、常に有権者の支持と政策の成功を両立させなければならなくなる。例えば20年計画で世直しを考えているのであれば、20年間、良い時も悪い時も支持されなくてはいけない。あまりに非現実的だ。そこでタレント議員である。

 

ルフィ「おれは頭が悪いんだコノヤロー!! しゃべりも下手だし!! 仕事もできねェし!!体力もねェ!! おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!! 」

アーロン「そんなプライドもクソもねぇてめぇが一国の政治家の器か?てめェに一体何ができる!!! 」

ルフィ「選挙に勝てる!!! 」 

 

 

もし僕が本気でこの日本を政治の力で変えようとするなら、自分で立候補しようとは思わない。「この人なら選挙に勝てる」と思える人を担いだ方が絶対に近道だからだ。

 

橋下さんはすっかり選挙屋になってしまったが、当選した政治家が、次の選挙の準備にリソースを割かなければいけないような事態こそが最悪だ。彼本人の是非はともかくとして、彼には彼の代わりに選挙で勝ってくれる人を見つけて、自らは政治に専念してほしいし、そのためのツールがもしタレント議員なのであれば、大いに結構なのではないだろうか。