自分の頭で考えた結果

これからも定期的に問題提起を兼ねて書いていこうと思います。よろしければ読者になってください。

僕が電車で席を譲らない理由

友人が妊娠し、誰の目にも明らかなレベルでおなかも出ているのだが、どうやら予想していたほど席を譲ってもらえないらしい。若くて健康だし、立っているのがとてもつらいってほどではないらしいのだが、話したことを書いてみる。

 

まず、妊婦に気づかないケースだ。恥ずかしながら、僕は彼女と話をするまで、電車に妊婦がいるということをそれほど想定してこなかった。他人のお腹の大きさなんて普段あまり気にしておらず、爆乳ギャルには一瞬で気づくが、妊婦には気づかないのがむしろ一般的なんじゃないかと思う。

 

また、座っていると、立っているときよりもさらに他の客に興味がなくなる。寝るか読書かスマホかみたいな状態では、目の前に大きなお腹があってもそれは気づかない。

 

次に、そもそも僕は、座るためにがんばっている。他人を押し退けて空席を目指すのではなく、座りやすい駅に住み、比較的空いている電車を選んで乗っている。電車を1本見送ることもある。それを、なんの努力もせずにあとから乗ってきただけの人に譲るというのは、どうも癪にさわるのだ。

 

もちろん、気持ちと体力に余裕のあるときは、席が空いていたって座らないこともよくある。何が言いたいかと言うと、座っている人は、性格が悪いから座っているのではなく、座っている事情があるかもしれないということだ。

 

若いくせに座ってパズドラやってる大学生は、バイトでヘトヘトの苦学生かもしれないし、満員電車で化粧をしているOLも、毎日仕事でいびられているかもしれないのだ。

 

電車にはいろいろな背景を抱えた人が乗っており、しかもいちいち他人を観察する余裕なんてない。ただそれだけのことであり、マナーごときで人格否定して腹を立てるなんてそれこそ損だ。他人には期待せず、自分が譲ったときに自分がいい気分になれればそれでいいじゃないか。